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大混雑のクラーク・コレクション展で見るべき10枚

三菱一号館美術館で開催中のクラーク・コレクション展のブロガー内覧会に行ってきました。

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ボストンから車で3時間、マサチューセッツ州ウィリアムズタウンにあるクラーク美術館を知る人は少ないかもしれません。しかし、そのコレクションは一級品。2010年から改装工事が行われており、今回、日本への巡回展示が実現しました。こんな貴重な機会を見逃すわけには行きません。

今回の展覧会では、ルノワール22点をはじめとする73点が展示されており、うち59点が日本初公開となります。印象派好きな私にとっては、テンション上がっりっぱなしの展覧会となりました。大混雑必至の展覧会ですが、そのうち特に注目すべき10枚について、紹介したいと思います。

1.ルノワール 「劇場の桟敷席」

まずは、ルノワール。今回22点のルノワールが来ており、どの絵も楽しめましたが、改めてルノワールの凄みを思い知らされました。まさに、横綱相撲といった感じ。

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「劇場の桟敷席」は、フライヤーにも使われている名画ですが、いわくつきの一枚。

正面を向いている黒い衣装の女性と、横顔の白い衣装の少女。そして、もう一人。X撮影により、バックのカーテンにはもともと男が描かれていたのですが、塗りつぶされてしまったことが判明しました。よーく見ると、左手を白い少女に、右手を黒い女性に回す、男が。。

2.ルノワール 「鳥と少女」

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「鳥と少女」には、「アルジェリアの民族衣装をつけたフルーリー嬢」という副題がついています。

フランスの少女に、アルジェリアの衣装を着せて描いた絵ですが、ルノワールはオリエンタリズム(東洋趣味)に深い関心があり、アルジェリアをテーマにした絵をいくつか描いています。なじみのあるところでは、国立西洋美術館所蔵の「アルジェリア風のパリの女たち」など。

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3.ルノワール 「たまねぎ」

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確かに玉ねぎが描いてあるのだが、これは私の知っている玉ねぎではない。
華やかでイキイキとしていて、野菜というより花に近い。
食べていいんだろうか。

4.ルノワール 「テレーズ・ベラール」

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「テレーズ・ベラール」は、2010年のルノワール展でも来日しており、その可憐な少女の佇まいは、多くの方の記憶に新しいところでしょう。

すでになじみ深い絵ではありますが、2010年のルノワール展で一番印象に残った絵でしたので、未見の方はぜひご覧になっていただきたいと思います。

5.モネ 「エトルタの断崖」

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光に照らされた岩肌の表現が、これぞモネ!と言いたくなる作品。空の青も、気持ち良い。

この絵が描かれたのが、朝か夕方かという話もありましたが、なんとなく朝のような気がしました。

6.ドガ 「稽古場の踊り子たち」

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ドガといえば踊り子。踊り子といえばドガ。

横長サイズのキャンバスに、踊り子たちが描かれていますが、ちょっと面白い構図ですね。真ん中の踊り子が持っている日本風の三色扇子にジャポニズムの影響が伺えます。

7.アルフレッド・ステヴァンス 「公爵夫人 <青いドレス>」

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意表をつかれた、といってはステヴァンスに失礼かもしれませんが、ノーマークだった佳品。

手紙を手にして、何か物思いにふけっている女性。何か物語がありそうです。それにしても、青のドレスが目を見張る美しさ!

8.ジェームス・ティソ 「菊」

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ジェームス・ティソはフランスの画家ですが、イギリスに渡って名前もイギリス風にしてしまいました。

さて、一面菊に埋めつくされ、女性の顔まで黄色くなっている絵ですが、非常に日本趣味だと感じました。実際、ティソは日本びいきで、日本美術品の収集もしていたそうです。

9.ジェローム 「蛇使い」

ジェロームもアカデミズム絵画の画家として活躍しました。

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「蛇使い」は、オリエンタリズム満載の不思議な絵です。青いタイルの背景はトプカプ宮殿のもので、その前で裸の少年が大蛇を巻きつけています。

が、当時、こんなへびつかいは存在しません。表現は写実的ですが、シュールな一枚。

10.ブグロー 「座る裸婦」

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19世紀フランスのアカデミズム絵画の巨匠、ブグローは甘美な絵を数多く残していますが、この「座る裸婦」も、ブグローならではの官能的な一枚。

青い頭巾と艶やかな肌とのコントラストがとても印象的です。お腹のしわも妙にリアルでエロティック。


さて、駆け足で10作品見てきましたが、この展覧会は「青」の展覧会といっても過言ではないでしょう。

「テレーズ・ベラール」の青いリボン、「エトルタの断崖」の青い空、「公爵夫人」の青いドレス、「蛇使い」の青い壁、「座る裸婦」の青い頭巾、「青」が印象に残りました。

どうぞ「青」をお見逃しなく!
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2013/05/05(Sun)23:03

Sterling and Francine Clark Art Institute 20年ほど前からその素晴らしいコレクションでしっていました。でも、かなり遠いのでなかなか行く機会がなく。15年ほど前に何としても行きたくて、行ってみたんですが、ここに出ている絵画、さらに印象派の傑作がたくさんありました。どれも今でも覚えています。久しぶりにこれらを見に出かけたいと思いました。

名前:min (URL編集

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