「一個人」と「ユリイカ」

今月号の「一個人」と「ユリイカ」がいずれも絵画特集を組んでいます。さっそくゲットしました。
一個人 12月号
の特集は、「西洋絵画を読み解く」。
レオナルド・ダ・ビンチの解読?に多くのページが割かれています。ほかにも、ギリシア神話5大美女の特集がよかったです。
目次は、こんな感じ。


そして、ユリイカ 11月号
は、若冲の特集号。
目次は、こんな感じ。あら、池上先生も寄稿されていたとは知らなかった。
-------------------------------------------------------------------
特集*若冲 〈動植綵絵〉・モザイク画・〈象と鯨図屏風〉・・・永遠に新しい絵師のすべて
【徹底討議】
21世紀の若冲 書き換えられる日本美術史 / 辻惟雄×山下裕二
【カラー口絵】
〜この若冲がすごい! 現代の絵師たちが選ぶこの一点〜
〈菜虫譜〉 / 選=青島千穂
〈雪中錦鶏図〉 / 選=三瀬夏之介
〈池辺群虫図〉 / 選=池田学
〈芭蕉叭々鳥図襖絵〉 / 選=佐伯洋江
〈鯉魚図〉 / 選=寺田克也
〈鳥獣花木図屏風〉 / 選=D[di:]
〈象と鯨図屏風〉 / 選=鈴木志保
〈隠元豆・玉蜀黍図〉 / 選=秋山亜由子
【若冲2009】
若冲の画法 / 横尾忠則
見るものと、見られるものと 二一世紀の 「動植綵絵」 / 黒川創
若冲のマグナム・オーパス。 / 茂木健一郎
若冲展を思い出しながら / 狩野博幸
【〈動植綵絵〉熟観玩味】
「動植綵絵」 を観る複数の時間 / 古谷利裕
若冲をもっと遠くに! / 福永信
動物と植物に触れる 伊藤若冲の動植綵絵 / 石岡良治
【若冲のパラレル・ヴィジョン】
エンサークルメント 冲(むな)しきが若(ごと)し / 高山宏
細部に宿る神 若冲とレオナルド / 池上英洋
半生命と若冲の動物群 / 池上高志
伊藤若冲のD4C / 斎藤環
【若冲を桃源郷に訪ねる】
笑う象、伸びる鯨、桃源郷の若冲さん / 谷崎由依
桃源にて / 田辺青蛙
【サブカルチャーと(しての)若冲】
オレサマたちの夢の跡 / 永山薫
伊藤若冲とサブカルチャー 京都、畸人たちのネットワーク / 樋口ヒロユキ
【資料】
若冲略年譜
伊藤若冲 「動植綵絵」30幅

東京国立博物館の「皇室の名宝展 (第一期)」に行ってきました。
「第1期 永徳、若冲から大観、松園まで」の展示は、第1章「近世絵画の名品」と第2章「近代の宮殿装飾と帝室技芸員」の二部構成となっていて、、
という話は、さておき、何はともあれ、若冲「動植綵絵」30幅でしょう、やっぱり。
京都遠征して、相国寺承天閣美術館の展覧会に足を運んだのが遠い昔のようですが、2年前だったのですね。
あのときは、館内に入るまでが一苦労で、中に入ってからも大混雑だったなぁ、、
今回は、閉館30分前狙いでしたが、作戦的中。ゆっくり観ることができました。
とりあえず、展示順に貼ります。

芍薬群蝶図(しゃくやくぐんちょうず)

梅花小禽図(ばいかしょうきんず)

雪中鴛鴦図(せっちゅうえんおうず)

秋塘群雀図(しゅうとうぐんじゃくず)

向日葵雄鶏図(ひまわりゆうけいず)

大鶏雌雄図(たいけいしゆうず)

梅花皓月図(ばいかこうげつず)

芙蓉双鶏図(ふようそうけいず)

老松白鶏図(ろうしょうはっけいず)

老松鸚鵡図(ろうしょうおうむず)

芦鵞図(ろがず)

南天雄鶏図(なんてんゆうけいず)

梅花群鶴図(ばいかぐんかくず)

棕櫚雄鶏図(しゅろゆうけいず)

蓮池遊魚図(れんちゆうぎょず)

桃花小禽図(とうかしょうきんず)
ここからは、特に人気の4作。

群鶏図(ぐんけいず)

老松孔雀図(ろうしょうくじゃくず)

老松白鳳図(ろうしょうはくほうず)

紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)
そして、最後の10作。

雪中錦鶏図(せっちゅうきんけいず)

薔薇小禽図(ばらしょうきんず)

牡丹小禽図(ぼたんしょうきんず)

池辺群虫図(ちへんぐんちゅうず)

貝甲図(ばいこうず)

芦雁図(ろがんず)

諸魚図(しょぎょず)

群魚図(ぐんぎょず)
この絵のルリハタ(左下の黄色のラインのある魚)に、プルシアンブルーが使われていることが話題になりました。
プルシアンブルーを日本に紹介したのは平賀源内といわれていますが、こんな絵を残しています。襟の青に、プルシアンブルーが使われています。
ちなみに、当時の人々は、プルシアンブルーのことを「ベロ藍」と呼んでいたらしいです。ベルリンの藍色、のことなんでしょうね。
(プルシアンブルーは、1704年にベルリンで発見されました。)

平賀源内 西洋婦人図
そして、葛飾北斎の富嶽三十六景。波の青にプルシアンブルーが使われています。
北斎の時代には、大量輸入されるようになって、安価に入手することができたようです。

葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖波裏
若冲に戻ります。

菊花流水図(きっかりゅうすいず)

紅葉小禽図(こうようしょうきんず)
ジュリアン・オピー展

Antonia with yellow shawl.
「ポートレート」ですが、堂々とした威厳に満ちたポーズは「肖像画」という方がしっくりきます。
宮廷画家が描いた、ヨーロッパの王妃や王女の肖像画を彷彿とさせます。

Ika in a red dress.
これもポートレートですが、いやぁ、まばたきされたので、びっくりしました。
アニメーション作品なのでした。

Tina walking. 4
いかにもオピーらしい、輪郭線の太いシンプルな絵です。
これはペインティングですが、アニメーション作品もありました。
なるほど、アニメーションとの相性いいですね。
動かすと、さらにオピーの魅力が倍増します!
最後に、いちおうプライスリストを見てみましたが、沈黙。。
美しきプリンセスの横顔
レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画が発見されたそうです。
まだ本物だと確定したわけではないので先走ってはいけませんが、絵にレオナルド・ダ・ヴィンチの指紋が残っていたとのこと。
問題の絵「美しきプリンセスの横顔」はこちら。

美しきプリンセスの横顔
コレクターが買ったときの値段は1万9000ドルでしたが、ダ・ビンチ作と見られることで、現在は1億5000万ドルの価値があるといわれています。
なお、モデルは、ルドヴィーコ・スフォルツァ公の娘ビアンカ・スフォルツァではないかと見られています。
うー、実物を見てみたい。。
ダ・ヴィンチの女性肖像画は下記のわずか4枚しかないので、もし本物だとしたら大発見です。

ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像

ミラノの貴婦人の肖像

白貂を抱く貴婦人

モナリザ
モネやセザンヌの名画を「無料」で見られる所が銀座にあった
そのパラダイスの名前は、ポーラミュージアムアネックス
現在、オープン特別企画として「美術を変えた9人の画家展」をやっていて、モネやセザンヌの名画が展示されています。
ギャラリーなので、「無料」です!

銀座のギャラリーでは、資生堂ギャラリーが有名ですが、ポーラも負けてはならじとギャラリーをリニューアルオープンしました。
ポーラ美術館の「後方支援」が期待できるので、今後の展開が楽しみです。
今回の展示は、ポーラのコレクションからこの11点!
モネ《サン=ラザール駅の線路》
モネ《セーヌ河の日没、冬 》
ルノワール《レースの帽子の少女》
セザンヌ《砂糖壷、梨とテーブルクロス》
シニャック《オーセールの橋》
ゴッホ《アザミの花》
シャガール《私と村》
フジタ《誕生日》
ブラック《ギターのある静物(バラ色の背景)》
ピカソ《母子像》
ピカソ《帽子の女》
ただ、オープンしたばかりだからでしょうか、スペースが広い割にはちょっと殺風景な感じもしたので、もう少しくつろげる雰囲気にするとよいかも。

ゴッホ 「アザミの花」

モネ 「セーヌ河の日没、冬」

セザンヌ 「砂糖壺、梨とテーブルクロス」

藤田嗣治 「誕生日」

